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2021年08月13日

プレスリリース

【調査報告】オリンピック期間中の東京の繁華街の人流は減少していた

~6月から7月に増えかけていた街中の人流が、オリンピック期間中は昨年と同規模に抑制され、2019年比で大幅な減少のまま推移~

クロスロケーションズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小尾一介)は、自社開発する位置情報データ活用プラットフォーム「 Location AI Platform® (以下LAP)」の機能である「デイリー来訪速報」、「アワリー来訪速報」を使用して、東京2020オリンピック競技大会(2021年7月23日~8月8日)が繁華街の人流にどのような影響を与えたか、調査報告を発表しました。

 


図表1 渋谷センター街の時間別の平均の人流を前月同期(赤い線)、オリンピック直前(紺色の線)、オリンピック期間中(水色の線)とで比較

 

オリンピックなどの大規模なイベントがあると、人々がライブでテレビ中継を見るために、街から人が消えると言われておりますが、どの程度の影響があったのか人流を可視化し比べてみました。
まず、オリンピック期間と、前月同期間、直前同期間の時間別のそれぞれの平均の人流を比較したところ、渋谷センター街でも新宿歌舞伎町でも、オリンピック期間中に人流が減少していたことがわかりました。(図表1、2)。
また、六本木交差点周辺も含めて6月25日から8月8日までの通し期間で見ると、オリンピック期間の7月22日~8月8日の人流が一段階ほど減少の傾向にあったことが分かりました(図表3)。

 


図表2 新宿歌舞伎町の時間別の平均の人流を前月同期(赤い線)、オリンピック直前(紺色の線)、オリンピック期間中(水色の線)とで比較。

 


図表3 6月25日以降の東京の繁華街の日別の人流の推移(濃い色の線が移動平均)。

2019年と比べると激減のまま、2020年と比べるとほぼ同規模の人流となっていた

一方で、オリンピック期間中の人流を、昨年同期、一昨年同期と比較すると、2019年からは半減、2020年とはほぼ変わらないという結果が分かりました(図表4、5)。
つまり、6月、7月と増えかけていた街中の人流が、オリンピック期間中は昨年と同規模に抑制されていたことになります。

 


図表4 渋谷センター街の2021年の人流(水色の線)は2020年(紺色の線)とはあまり変化せず推移した。

 
 

六本木交差点周辺 渋谷センター街周辺 歌舞伎町飲食街周辺 銀座コリドー街周辺 巣鴨地蔵通り周辺 北新地周辺 大阪ミナミ繁華街
2019年比 53% 45% 30% 23% 68% 35% 32%
2020年比 101% 97% 106% 82% 101% 84% 99%

図表5 2021年7月23日~8月8日の平均の人流を2019年2020年の同時期の人流と比較

 

〈結果と考察〉
オリンピック期間中の東京の繁華街の人流は、オリンピック期間前と比べると減少していた(図表1、2、3)。
オリンピック期間中の東京の繁華街の人流は2020年と比べてほぼ変わらず推移した(図表4、5)。
オリンピック期間中の東京、大阪の繁華街の人流は2019年と比べると、激減したままであった(図表5)。
調査概要
LAPの「デイリー来訪速報」、「アワリー来訪速報」機能を用いて、繁華街の人流調査を実施。
オリンピック期間(2021年7月23日~8月8日)と前月同期(2021年6月25日~7月11日)、オリンピック期間前(2021年7月2日~7月18日)のそれぞれの1時間ごと平均の人流を「アワリー来訪速報」で比較。
2021年6月25日~8月8日までの日別の人流を「デイリー来訪速報」で計測し、移動平均(区間数8)の推移を表示。
オリンピック期間(2021年7月23日~8月8日)、前年同期(2020年7月24日~8月9日)、一昨年同期(2019年7月26日~8月11日)の日別の人流を「デイリー来訪速報」で算出し、各年ごとの平均値を比較。
参考
緊急事態宣言(沖縄県:2021年5月23日~8月31日、東京都:7月12日~8月31日、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府:8月2日~8月31日)
まん延防止等重点措置(北海道、石川県、京都府、兵庫県、福岡県:8月2日~8月31日、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、静岡県、愛知県、滋賀県、熊本県:8月8日~8月31日)

 

今後もクロスロケーションズでは、直近の世の中の変化やイベントなどを起因とした様々な店舗・施設・エリアの人流の変化について、位置情報ビッグデータを解析して得た考察を定期的に配信する予定です。当社の持つ解析技術とデータを活かし、様々な企業・業態のマーケティング支援のほか、社会のさまざまなニーズに合わせた情報提供を行ってまいります。

 
 
 

◼︎ Location Engine™とLocation AI Platform®とは 

Location Engine™ は、クロスロケーションズが独自に開発している、匿名位置情報ビッグデータと大量のPOI情報を結びつけてAIにより様々な解析を行うシステムです。Location Engine™をクラウド経由で利用して分析実行・視覚化・データ活用を行うLocation AI Platform®の基盤システムです。

Location AI Platform®は販売促進・マーケティング・需要予測などで活用できるプラットフォーム製品で、流通・小売、外食、不動産、金融などの様々な業種・業界を代表する企業で活用されています。
 

 Location AI Platform® ロゴ

 

 

 

◼︎ クロスロケーションズ株式会社について

「多種多様な位置情報や空間情報を意味のある形で結合・解析・視覚化し、誰でも活用できるようにすること」をミッションとしています。位置情報ビッグデータをAIが解析・視覚化する独自技術である「Location Engine™」の開発と、それをビジネスに生かすプラットフォームである「 Location AI Platform® 」の開発・提供により、“ロケーションテック”を推進しています。

 

代表者:代表取締役 小尾一介

所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-2-9 小林ビル6F

事業内容:位置情報ビッグデータ解析エンジン「 Location Engine™ 」の開発と、ビジネス活用クラウド型プラットフォーム 「Location AI Platform®」 の開発・提供

URL:https://www.x-locations.com/

 

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