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ガラケー(ガラパゴス携帯)

ガラケー(ガラパゴス携帯)とは

ガラパゴス携帯の略で、ガラパゴス化した日本独自の多機能な携帯電話の端末を指します。
操作は十字キーやテンキーで行うものが主流でした。
フィーチャーフォンと呼ばれることもあります。

ガラケー(ガラパゴス携帯)

ガラパゴス諸島

ガラパゴス化の「ガラパゴス」は、エクアドルから西に約900km離れた太平洋に浮かぶ諸島の名称です。
他の国や島と交流がなかったため、独自の進化を遂げた植物や動物が数多く生息することで注目されています。
そんなガラパゴス諸島のように、IT技術で独自の進化をしながらも国際規格と異なっている状況をガラパゴス化と言うようになり、その流れで日本独自の機能を盛り込んだ携帯電話は、国際的な規格からかけ離れていることからガラパゴス携帯と呼ばれるようになりました。

ガラケーの機能

ガラケーの特色機能としては、絵文字やTVが見れるワンセグ、おサイフケータイ機能のFeliCa、メガピクセルカメラ、生体認証(指紋認証)、赤外線通信、3D機能、Bluetoothなどがありました。今でこそスマートフォンには、おサイフケータイや指紋認証、Bluetoothなどが標準的に搭載されていますが、当時は画期的であると同時に、これらの機能は日本市場でしか受け入れられなかった背景があります。
また、日本国内の通信方式が世界標準ではなかったこともあり、海外企業が参入しづらかった背景もあります。

孤立した携帯電話市場

ガラケーはほとんどすべてが日本国内のメーカーによって製造され、日本国内の携帯電話市場で販売されていました。
前述の通り、機能や性能についてはかなりハイスペックなのですが、当時の世界標準で求められている仕様からは大きく外れていたため海外市場に進出できず、日本市場だけで孤立している状況になってしまいました。

各社におけるサービス終了

各社のガラケーの出荷・生産は、2016年~2017年頃に終了しました。
ガラケーは主に3G回線を利用しますが、auが2022年3月末、ソフトバンクが2024年1月下旬、docomoが2026年3月末に3Gサービスを終了します。
これにより2026年にガラケーの歴史は完全に幕を閉じることになります。

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