2021年03月09日
プレスリリース
クロスロケーションズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小尾一介)は、自社開発する位置情報データ活用プラットフォーム「 Location AI Platform™ (以下LAP)」の機能である「デイリー来訪速報」を使用して、店舗への来訪の人流と業績の変化の関係についての調査報告を発表しました。
・2020年5月~2021年1月のホームセンターの商品販売額と来訪数の相関係数は0.87(グラフ1)。
・コロナ禍の1回目の緊急事態宣言解除の2020年5月以降のトレンド線(直線)は下降傾向。
グラフ1 商品販売額と来訪数には強い相関関係が見られる。
・2020年5月~2021年1月のスーパーマーケットの商品販売額と来訪数の相関係数は0.84(グラフ2)。
・コロナ禍の1回目の緊急事態宣言解除の2020年5月以降のトレンド線(直線)は上昇傾向。
グラフ2 2021年2月末時点では商品販売額(経済産業省商業動態統計より)は昨年12月分までしか発表されていないが、来訪数は昨日までの数値を入手可能
・ある期間、ある場所において、来訪数と業績には関連が見られる。
・位置情報による人流のビッグデータには即時性(翌日正午ごろ毎日更新)のメリットがあり、伝統的な統計データとは別のオルタナティブデータとして、業績予測にも使える可能性がある。
今後もクロスロケーションズ株式会社では、直近の世の中の変化やイベントなどを起因とした様々な店舗・施設・エリアの人流の変化について、位置情報ビッグデータを解析して得た考察を定期的に配信する予定です。当社の持つ解析技術とデータを活かし、様々な企業・業態のマーケティング支援のほか、社会のさまざまなニーズに合わせた情報提供を行ってまいります。
・「来訪数」は、LAPの「デイリー来訪速報」機能を用いた調査を実施。全国のホームセンターとスーパーマーケットをそれぞれ約2,000店舗を無作為抽出して登録し、AIによって推計された数値。
・「商品販売額」は経済産業省商業動態統計より引用。ホームセンターの2021年1月は速報値。
・調査日:2020/5/1-2021/2/28
LAPの機能詳細についてはこちら:https://www.x-locations.com/lap/
本調査結果のご報告を下記オンラインセミナーにて解説いたします。また、オルタナティブデータ推進協議会の東海林正賢氏を招いて、ロケーションテックとフィンテックの融合と、オルタナティブデータ活用の課題や事例についてご紹介します。
・「ロケーションテックセミナー FinTechのための位置情報オルタナティブデータの活用方法」
・日時:2021年3月25日(木)16:00-17:00
・URL:https://www.x-locations.com/seminar/20210325/
Location AI Platform は、匿名位置情報ビッグデータをAIが素早く分析・視覚化して、販売促進・マーケティング・需要予測などで活用できるプラットフォーム製品です。流通・小売、外食、不動産などの様々な業種・業界を代表する企業で活用されています。
「多種多様な位置情報や空間情報を意味のある形で結合・解析・視覚化し、誰でも活用できるようにすること」をミッションとしています。位置情報ビッグデータをAIが解析・視覚化する独自技術である「Location Engine™️」の開発と、それをビジネスに生かすプラットフォームである「 Location AI Platform™️ 」の開発・提供により、“ロケーションテック”を推進しています。
代表者:代表取締役 小尾一介
所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-2-9 小林ビル6F
事業内容:
位置情報ビッグデータ解析エンジン「 Location Engine™️ 」の開発と、ビジネス活用クラウド型プラットフォーム 「Location AI Platform™」 の開発・提供
URL:https://www.x-locations.com/
■PDF版はこちらからダウンロードできます。