人気のイルミネーションスポットを人流を分析
2020年以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けて全国で街の人流が大きく変化しました。
東京の人気イルミネーションスポットである「恵比寿ガーデンプレイス」、「東京ミッドタウン」、「丸の内イルミネーション」の3つのエリアで、人の流れがどのように変化して、実際にどのようなデータを集計できるのか、クロスロケーションズで開発したクラウド型分析プラットフォーム「Location AI Platform®」で人流を分析しました。
クリスマス期間の人流を分析
今回は人流アナリティクスを使い、地図上から対象のエリア指定や期間と日時を選択して、3つエリアの人流を分析しました。
まずは、2021年と2022年の期間を比較して、性別や年齢、移動手段について、集計データの見え方をご紹介します。
恵比寿ガーデンプレイスの人流を分析
2021年11月13日(土)から2022年1月10日(月)に恵比寿ガーデンプレイスでイルミネーションイベントを開催しました。下記図は18時から23時の人流データです。
ほぼ全時間帯で2022年の人流が増えたことを確認できました。
東京ミッドタウン(六本木)の人流を分析
2021年11月18日(木)から12月25日(土)に東京ミッドタウンでイルミネーションイベントを開催しました。下記図2は18時から23時の人流データです。
恵比寿と同様に、ほぼ全時間帯で2022年の人流が増えたことを確認できました。
丸の内イルミネーションの人流を分析
2021年11月11日(木) から 2022年02月20日(日)に丸の内イルミネーションでイベントを開催しました。下記図3は18時から23時の人流データです。
丸の内でも、ほぼ全時間帯で2022年の人流が増えたことを確認できました。ピーク時の増加が軒並み増加しているため、様々なマーケティングチャンスがあると考えられます。
3つのエリアのデータを見てわかるとおり、イルミネーション実施期間に顕著に訪問者が増えています。
エリア毎の性別・年齢を分析
次は、2022年11月13日(日)から12月22日(木)までの18時から23時に、恵比寿ガーデンプレイスの人流データを性別と年齢で別けて集計したデータが下記図4のグラフです。
イルミネーションエリアを通過された方は男女ほぼ同数で、年齢は20代から50代の方が多いです。
訪問者の移動手段を分析
2022年11月13日(日)から12月22日(木)の18時から23時の時間帯に、恵比寿ガーデンプレイスに訪れた方が、どのような移動手段で来ているかを集計したデータが下記図5のグラフです。
イルミネーションエリアの訪問者は徒歩が最も多く、徒歩圏と勤務地徒歩圏を合わせると36.2%、続いて鉄道圏が23.4%で多いことがわかります。約6割の方が、徒歩か鉄道を利用して恵比寿ガーデンプレイスのイルミネーションエリアに訪問したことを確認できます。
まとめ
本記事では、同じエリアで期間をずらした人流比較や、人の性別や年齢、移動方法の調べ方をご紹介しました。
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