株式会社物語コーポレーション

物語コーポレーション様_LAP導入事例

人流データ分析で見えてきた店舗分析と販促効果の高めかた

 株式会社物語コーポレーションは、「焼肉きんぐ」など多くの外食ブランドを展開する企業です。その物語コーポレーションのブランドの1つ寿司・しゃぶしゃぶ食べ放題で知られる「ゆず庵」の2つのエリアにおいて、実際の店舗課題を元に人流データを駆使して検証した実勢商圏の詳細な分析から打ち手につなげる販促施策において成功を収めた事例をご紹介いたします。

LAP導入事例の掲載内容

  • 実勢商圏を把握する為に活用できる人流データとその方法
  • 分析1. カニバリゼーションの検証と対策 – 宮城県内の4店舗
  • 分析2. 各店舗の商圏範囲を把握 – 宮城県内の4店舗
  • 分析3. 潜在商圏の抽出と販促効果検証 – 三重県・和歌山県・栃木県の4店舗
  • 分析4. 同一県内の併用施設を分析 – 宮城県内の4店舗
  • まとめ. 人流データの分析結果から見えてきたこと

物語コーポレーション_Location AI Platform導入事例

実勢商圏を把握する為に活用できる人流データとその方法

 人流分析プラットフォーム「Location AI platform®(以下、LAP)」の特徴は、建物単位で分析エリアをピンポイントに決めることができます。また、そのエリア内で収集した位置情報(GPS)をクロスロケーションズが独自AI解析した人流データを基に訪れた人のリアルな行動を分析することができます。

今回は「ゆず庵」の中で対象店舗を決めたうえで、そこに訪れた人の特徴(いつ、どこから、どんな人が、どのくらい)を次のさまざまな機能を利用して実勢商圏の詳細な分析を行っています。以下、実際に分析で利用した分析結果を基に、店舗のカニバリゼーション(店舗同士が顧客を食い合う状況)調査や、店舗ごとの商圏範囲・潜在商圏、競合店舗調査などを可視化した分析結果です。

対象は宮城県内4店のゆず庵の建物や駐車場に来訪した人の人流データを収集し、そこから来訪者の分布マップを基に各店の実勢商圏と捉え、そのデータをもとに商圏範囲や潜在商圏などを導き出しています。

実勢商圏を把握する為に活用できる人流データとその方法
※実勢商圏を把握するため人流データ調査を各LAPの分析機能で実施。分析結果を以下(A)~(E)で解説。

A. 宮城県内4店のカニバリゼーション

 宮城県内の出店域における自社の競合状況についてそれぞれの店舗来訪者のシェア率を把握するため、『来訪シェアマップ』機能を利用しました。この機能を使うことで宮城県内で分析を行ったゆず庵A~D店の自社競合状況を確認しました。

B. 宮城県内4店の商圏範囲

 『商圏グラフ』機能を利用することで各店舗ごとにどれだけ離れたところから来訪者が訪れているのかをグラフ化しています。分析結果から、5km圏内の来訪者が全体に占める比率が40~65%と店によって幅があることが分かりました。

C. 宮城県内4店の潜在商圏

 LAPでは既存の来訪者データを元にAIが潜在ニーズの大きいエリアを抽出する『ポテンシャルマップ』機能があります。それを使って宮城県内4店の潜在商圏を地図上にマッピングすることで視覚的にどの地域が潜在商圏かを把握することができます。

D. ゆず庵C店の来訪者分布マップ

 『来訪数ランキングマップ』機能を利用してゆず庵C店の来訪者が居住しているエリアで推計の来訪者が多い地域をランキングし、マッピングしました。国勢調査のデータを基に、来訪者が多い地域の男女別、年齢別の分布を地図上でグラフ化したり、可視化した情報をデータで抽出することができます。

E. 宮城県内2店の併用施設ランキング

店の来訪者が他にどの施設を併用しているのかをかんたにリストアップする機能『ホットプレイスランキング』を利用して分析を行いました。結果、ゆず庵C店では、お店から10km離れた大型商業施設との併用率がトップとなり、商業施設へ訪れる来訪者との関係が高い事をデータ結果から把握しました。

株式会社物語コーポレーション

https://www.monogatari.co.jp/

株式会社物語コーポレーションは、愛知県豊橋市に本社を置く「焼肉きんぐ」など多くの外食ブランドを展開する企業です。
[国内]直営372 店、FC236 店(2022年6月末) 従業員数:社員1,293 人(2022年6月末)

  • 業種外食・レストラン・フードサービス

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