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類似行動オーディエンス(Act-Alike、アクトアライク)

類似行動オーディエンス (Act-Alike、アクトアライク)とは

マーケティングや広告活動において、ターゲットに似たリアル世界の行動パターンを持つ類似オーディエンス(広告を配信するターゲット)のこと。またはその拡張されたオーディエンスの構築手法のこと。デジタル広告業界でのSimilar Targetingのリアル行動版になります。

デジタルマーケティングの世界では「ルックアライク(Look-Alike、類似)オーディエンス」と呼ばれる、オンライン上で元になるターゲットグループ(シードオーディエンス、ソースオーディエンス)に似た行動傾向や好み、興味・関心などの要素でオーディエンスを拡張する方法があり、Facebookを始めGoogle Ads、LinkedIn、LINEなどでも広く採用されています(注1)。

これに対し、類似行動オーディエンス (Act-Alike、アクトアライク)は、現実世界の行動を元にオーディエンスを拡張することができる技術になります(クロスロケーションズ社では、ルックアライクとアクトアライクを区別しています)。
Near社の位置情報オーディエンス構築プラットフォーム「Allspark」のアクトアライクは、訪問場所、旅程、居住地、行政区、訪問頻度、曜日、滞在期間、年齢層、性別などシードオーディエンスの様々なプロファイルを分析して共通性を洗い出し、ブール論理を元にした独自アルゴリズムとAIによる高度な機械学習によって、シードオーディエンスに対する類似性・関連性の高い多数のオーディエンスセグメントを抽出することを可能にしています。

このような拡張のアルゴリズムを実装する際に、シードデータはある特徴に同一性や均一性があるほうがよく、一方で類似性を保ったまま拡張するにはデータ量が豊富にないと広告的に十分なリーチを獲得できない、という課題があります。この点、Allsparkは優れたアルゴリズムや学習能力のあるシステムと、膨大なデータ量とを両立しており、拡張されたオーディエンスは統計上の優位な値、信頼できるアウトプットとして実現されております。

AllsparkのACTALIKE AUDIENCE機能 (類似行動オーディエンス)

一般的な位置情報広告でできるターゲティングの違い

位置情報広告の基本的なヒストリカルオーディエンスは○○店に行ったことがある、あるいはXXのエリアにいた、などであり彼らは既存顧客、あるいは需要が顕在化したユーザーとしてリターゲティングの対象にはなりますが、ユニークユーザーとしてはいずれもパイが限られている中での話でした。

そこで、このアクトアライク(類似行動オーディエンス)によるオーディエンス拡張が可能となったことで、需要が顕在化していないがポテンシャルのあるユーザーにもメッセージを届けることができるようになりました。しかも、彼らは全く関係のないユーザーというわけでもない、という絶妙なオーディエンスであり(もちろん広告受領の許諾済み)、デジタルマーケティングの新しい手法として今後最も注目されるもののひとつとして期待されています。

また、SNSのルックアライクによくある課題として、ある高級ブランド品に対してフォローをしていたり、「いいね!」を押していたりするユーザーが類似オーディエンスとして判定されるということがあります。しかし、位置情報マーケティングの世界では彼らは実際にはファーストファッションの店舗によく行っている、ということが分かってしまいます。彼らはバーチャルな世界でのブランドの拡散には寄与しますが、現実世界でのエンゲージメントは低いということになります。

アクトアライクは文字通りリアルな行動を元にしたオーディエンス拡張であるため、ユーザーのリアルな体験に根ざした、ある意味ストレートで分かりやすい手法(実際のアルゴリズムは複雑ですが)と言えるかと思います。

類似行動オーディエンス (Act-Alike、アクトアライク)のメリット

  • 複雑な手間を掛けずに、効果の高いオーディエンスを構築できる。
  • より多くの潜在顧客にリーチできる。
  • 低いコストで新規顧客を開拓することができる。
  • シードオーディエンスと同等かそれ以上のエンゲージメント効果をもたらす。(ケーススタディ1)

クロスロケーションズでは、この新しい類似行動オーディエンスの概念や、「リアル人流DMP」などの次世代のサービスを「Location AD2.0」としていち早く世の中に提案し(注2)、ロケーションテックのリーディングカンパニーとして業界を牽引しております。

類似行動オーディエンス (Act-Alike、アクトアライク)のケーススタディ

ケーススタディ1:ヨーロッパのGCP(消費財)ブランド(Near社キャンペーンより)

ヨーロッパ拠点のビューティーブランドはプロモーションキャンペーンを実施するためにAllsparkを使用して、POI、年齢層、利用者層などの一連の基準に基づいてオーディエンスセグメントを構築しました。 このセグメントはシードオーディエンスとして参照され、適切なリーチ、インプレッション、CTRというキャンペーン目標を達成するために必要な規模のActalikeオーディエンスを作成しました。

ケーススタディ2:アメリカのスーパーマーケット(Near社キャンペーンより)

顧客獲得(来訪増加)を目的としたキャンペーンのために、スーパーマーケットチェーンのCRM/ファーストパーティデータを、NearのデジタルIDと照合しました。 次に、NearのActalikeモデルを使用して、現在のロイヤルティ顧客と同様の行動を示す見込み客を特定しました。 さらに、特定されたActalikeプロスペクトに対して広告キャンペーンを実施しました。

注1:Facebookの「類似オーディエンス」について
https://ja-jp.facebook.com/business/help/164749007013531?id=401668390442328

LINEの「類似オーディエンス」について
https://www.linebiz.com/jp/manual/line-ads/tracking_013/

注2:クロスロケーションズ株式会社プレスリリース(2022年6月2日)リアル世界の行動傾向が似ている潜在顧客にアプローチできる 「類似行動オーディエンス広告」 を提供開始
https://www.x-locations.com/news/pr20220602/

類似行動オーディエンス (Act-Alike、アクトアライク)についてのご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせください。